中卒の就職準備

就職したい企業が見つかった時、どうすればその企業に就職できるかを考えますよね。

 

その時に考えるべき大事なことは、志望先の企業がどんな人を必要としているかを知り、自分にはその力があるとアピールすることです。

 

しかし志望先の企業がどんな人を求めているかわからなければ自分のアピールも空回りで終わってしまいます。せっかくのアピールを空回りさせないためにも、企業はどういった人を採用したいと考えているのか、傾向を知ることが必要でしょう。

 

それを知るヒントとなるのが、「一般社団法人 日本経済団体連合会」(以下 経団連)と、「公益社団法人 経済同友会」という2つの大きな経営者の団体から発表されているアンケート結果です。

 

それらのアンケートを通じて企業が求めるスキル・経験を知り、志望する企業への就職を目指して自分をアピールできるようにしておきましょう。

目次

  1. 大企業が採用したい人物像
  2. −選考で重視する10のポイント

  3. 中小企業が採用したい人物像
  4. −本人の意識・性格
    −本人のスキル・能力
    −本人が得てきた経験

  5. まとめ

 

 

大企業が採用したい人物像

選考で重視する10のポイント

以下の表は経団連に加入している企業に対して行った、「2015年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」の中から「企業が選考にあたって特に意識した点はどこか」を取りまとめた表です。

 

経団連は主に大企業の経営者が加入している団体となるので、アンケート結果についても大企業が中心の回答となります。そのため大企業への就職を目指している人には十分参考になるでしょう。

出典:経団連「2015年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」

 

では上位3位について簡単に説明しましょう。

 

1位 「コミュニケーション能力」
最も多くの大企業がコミュニケーション能力を重視すると回答しており、その割合は8割以上にもなります。さらに、このコミュニケーション能力を重視するという企業は、昨年に比べて3%ほど増加しているとのことです。このことからも、年々コミュニケーション能力を重視する企業が増えていることがわかります。

 

2位 「主体性」
主体性とは、自分が率先して物事を進めて行こうとする姿勢のことです。言われてから仕事をするのではなく、自分からどんどん仕事を進めていく姿勢のある人を求めているということになります。

 

3位 「チャレンジ精神」
何事にも挑戦していく気持ちを持つこと、それがチャレンジ精神です。失敗を恐れて挑戦せずにいるよりも、失敗してもいいから様々なことに挑戦していってほしいという想いがあると考えられます。

 

 

中小企業が採用したい人物像

続いて別のアンケート結果を見てみましょう。

 

こちらは「経済同友会」という、同じく経営者の集まりである団体が行った「企業の採用と教育に関するアンケート調査(2014年調査)」というものです。

 

経済同友会は比較的規模の小さな企業が加入しているのが特徴で、この調査では企業が選考で重視するポイントを次の3つに分けています。

 

本人の意識・性格

まず企業が重視する、本人の意識や性格面を見てみましょう。

※公益社団法人 経済同友会『企業の採用と教育に関するアンケート調査(2014年調査)』を参考に筆者作成

 

大企業への調査結果と同じく、「コミュニケーション能力」が1位となっています。
2位が「行動力・実行力」となっていますが、これも大企業の調査で言う「主体性」「チャレンジ精神」と同じ意味と考えてよいでしょう。つまり大企業でも中小企業でも、この2つは採用するかどうかを決める際の大事な基準になると言えるでしょう。

 

 

本人のスキル・能力

次に、企業が重視するスキルや能力について見ていきましょう。

※公益社団法人 経済同友会『企業の採用と教育に関するアンケート調査(2014年調査)』を参考に筆者作成

 

上位3つの能力がどのようなものなのか、簡単に見ていきましょう。

 

1位 「論理的思考力」
これは物事を筋道立てて考える力のことで、90%以上もの企業が選考で重視すると回答しています。
仕事を進める上で、得た情報をきちんと積み上げて結論を出せるかどうか、と言っても良いでしょう。

 

2位 「課題発見力・解決力」
課題発見力については、仕事のどこに改善点があるか、起こっている仕事上の問題で何を解決すれば良いかを見つける力、つまり仕事上の課題を見つける力と言えます。課題解決力は、見つけた課題を実際に解決する力です。自分で解決したり、周りにサポートをお願いして解決したりするなどして、様々な手段で課題を解決する力だと言えるでしょう。

 

3位 「自己PR力・自己分析力」
これは周囲に自分のことを伝える力となります。

 

ただしこの自己PR力には注意が必要で、自分の能力をとにかく周りにひけらかすことと、自己PRは全く異なるということです。必要な場面で、相手が求めている答えの範囲で自分の能力をアピールすることが自己PRとなります。

 

とにかく自分の能力を周囲にひけらかす人は、同じく企業が重視している「コミュニケーション能力」「協調性」が無いとみなされて敬遠されてしまうため、嫌味にならない程度に自分をアピールすることが大事ですね。

 

 

本人が得てきた経験

最後に企業が選考で重視する本人の経験を見てみましょう。

※公益社団法人 経済同友会『企業の採用と教育に関するアンケート調査(2014年調査)』を参考に筆者作成

 

1位 「サークル、体育会等の経験」
最も多くの企業が重視すると回答した経験が「サークル、体育会等の経験」です。大学生を想定したアンケートであるためこのような文言となっていますが、つまり「クラブ活動」のことです。

 

2位 「アルバイト経験」
中学でアルバイト経験を積むことはできないですが、企業としては組織の中でどのような活躍をし、どういう役割を任せられそうかを、アルバイト経験から知りたいと言えます。

 

3位 「海外経験」
仕事に役立つような海外での経験であることから、これも中学で積むことは非常に難しいでしょう。

 

上位3位以内には入っていないですが、中卒でもしっかりと経験できて、企業が重視するものがあります。それが次の経験です。

 

4位 「ボランティア等の社会活動経験」
約50%の企業が重視するとして4位に選ばれています。ボランティア活動などは年齢に関係なく行うことができるので、地域の役に立つためにも面接のアピール材料の一つとしても、積極的に参加していくのは有効でしょう。

 

 

まとめ

これまで見てきましたアンケート結果の中では、企業が採用活動をしたけれども採用予定人数に達しなかった理由も書かれています。

 

その理由の第2位として「採用基準に見合う学生数の減少」が23.5%として挙げられており、基準に達していないと判断されれば、例え採用予定人数に達しなくても採用しないと考える企業が多いことを示しています。

 

同様に、予定よりも多くの学生を採用した理由の2位に上がっている理由が「採用基準に見合う学生数の増加」なのです。

 

これらのことから、企業が採用したいと思う態度・スキル・経験を身に付けることができれば、採用予定人数に関わらず、企業の選考を勝ち抜くことができます。

 

履歴書の作成や面接においては十分にこれを理解して、適切なアピールができるように準備を整えておきましょう。

 

 

 

 


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