長く腰を据えるべきか、早く道を変えるべきか


 最近、若い方を中心に転職をする方が増えてきています。「近頃の若者は忍耐力がない」このようなボヤキも聞こえてきそうですが、本当にそうなのでしょうか。答えを早めに見つけようと模索している結果なのかもしれません。

 

 具体的なデータを紹介していきましょう。厚労省の統計によりますと、この15年ほどの間、中卒で就職した方は、60〜70%程度が3年以内に離職しています。高卒・大卒と進むにつれ、その数字は小さくなっていますが、それでもかつてでは考えられないような事態になっています。

 

 30代は3年以上5年未満で離職する割合が一番多い(27%)と言われています。これに対して、20代は1年以上3年未満での離職が25%。「最近の若い人はすぐに仕事を辞める」これは、統計上明らかなのです。

 

 ただ、以上のような数字をどのように評価するか、という問題は別の話です。「石の上にも3年」という言葉がありました。が、近頃の若者はそのように考えていない可能性が高いのかもしれません。3年もこの会社にいるより、早く次の新しい道を見つけた方が人生より良い方向に進むのではないか。このように考えている可能性は否めないのです。

 

 中卒者ほどこの傾向が大きい。若ければ若いほど、新しい環境になじみやすいから、と説明することができるかもしれません。もちろん、考えがあまり深くない、との指摘も可能でしょう。数字だけでは、なんとも判断しがたい部分です。一人ひとり、しっかり考えた結果であると思いたいものです。

 


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