中卒から就職した方はスキルの上達で差がつく

たとえ学歴不問と謳っていても中卒者が就職するのは難しいといったこと、就職できても土木・建築作業員や飲食店、製造業等に限定されるということですが、確かに全体的な傾向としてはその通りだとは思います。しかし、中卒者には何か理由があるのではないでしょうか。

 

ましてや高校進学率96%である現在にあってはなおさらそう思うのです。これは長年複数社の人事で採用担当をしてきた私の思いですから、これは一般的な見解だとは思っています。1972年首相に就任した田中角栄氏は中卒の首相ということで、その手腕振りと努力すれば報われるといった理想を体現して見せた人として大変な人気を博しました。このような日本の頂点に立った方を例にしてもどうかとは思いますが、中卒でも社会で立派に大成できるといったことをいいたいのです。

 

先述したように、学歴を中卒で終えた理由が大事なのです。とはいえ、大人でも子供でもない中間位置にあるこの時期に、誰もが納得する理由ではないといったこともあるかもしれません。しかしそれは仕方ないことです。まだ考えが未熟なのですから。未熟ながら、行動力バリバリの青春の入口辺りにいた若者が中卒で仕事に就こうと決心する。その中には当然家計が苦しいといった家庭的なやむを得ない理由もあるかもしれません。

 

いずれにしても私は、この会社に就職したいといった強い意欲さえあれば、自ずと採用の道は開けてくるのではないかと思っています。現実問題求人票の多くは“高卒以上”という応募条件を掲げていますから、相対的な求人数は少ないでしょう。ですが、自営業をして経営手腕を磨いたり、早い時期から人脈を広げたり、受験資格不問の国家資格を取得すれば、高卒者より“欲しい人材”と思わせることも可能なのです。

 

例えば製造業に採用されたとしましょう。中卒者はそれ以外の人よりも勤続年数は長く、高卒者と比較すると同じ年でも3年分、大卒者にあっては7年分もスキルは上達しているわけですから、会社としては貴重な存在となっていくわけです。このように中卒者でもちゃんと就職できますし、一定の地位に就くことは可能である、ということは確かなのです。

 

 


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